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実例:クーラー使いこなし術

数ある釣り道具の中でも、クーラーはその大きさでやっかいな存在です。今回は皆さんのクーラー使いのご参考になればと、長年付き合ってきた我が家のクーラー達と、改造のヒントをご紹介することにします。

現役のクーラー達

我が家の現役のクーラー達です。
小さいものから大きいものまで、用途や釣り場に応じて使い分けています。それぞれ入りきらないほど釣ったという想い出はあまりありませんが、それなりにエピソードがあり、苦労を共にしてきています。とても愛用していたS社のメバル名人は、断崖から転落死したため、残念ながらここには登場していません。さて、このぐらい各種のクーラーが揃うと結構使い勝手がいいものです。簡単に壊れるものではありませんから、バーゲンの折りにでも、ぼちぼち揃えていくといいと思います。実は他にもまだあります(^◇^;)

ちゃりこのマメクーラー
ちゃりこ専用のクーラーです。波止からのハゼ、キス狙い用です。ひょこひょこ釣り場を移動できるよう、とても軽くてスタイルのいいIGLOOを選びました。6リットルですから大して入りませんが、ハゼやキスなら軽く50匹以上入ります。ガシラなど小物狙いならこれで十分です。普段は仕掛け入れになっています。アウトドア店で安く購入できます。

小物は任せて安心クーラー
メバルからキス、ハゼまで小物専用に使っています。11リットルありますので氷も充分入りますし、ちょっとしたドリンクも入れておけます。改造して投げ釣り用のオモリも収納できるようにしていますから、投げ釣りには便利!ダイワ製で当時の高級品でしたから、サイズの割には重いのですが、とても作りが堅牢で保冷力も高く、パーツを交換しつつ長年使っています。

最多出場試合数クーラー
笑魚の縁の下、いや尻の下にもっとも出番の多いクーラーです。バーゲンで思わず値段に釣られて買ってしまいました(釣るより釣られる方が多い)。上記クーラーの格下タイプですから、保冷力が低くトレーや魚投入口など気の利いたものは付いていません。その分軽量で運搬は楽チン、現在の新製品ではこれより軽いものはありません。20リットルタイプですから、エビ生かしタンクや、小物なども放り込めます。50センチぐらいの魚は充分入ります。笑魚愛用の一品です。

けっこうええやんかクーラー
いまは釣りから撤退してしまったリョービのクーラーです。いわゆるロープロファイルの走りになった商品です。20リットルという要領の割には、背が低くその分長くて魚を折らずに入れることができるので、大物が期待できる磯釣りに使っています。夏場専用です。ダブルヒンジのふたが頼りないところもありますが総じて気に入っています。リョービはD社S社にないちょっとユニークなコンセプトが面白かったのですが、残念です。

B級釣り師にはこのサイズクーラー
唯一現役のソフトクーラー。磯の寒グレ用です。以前大きいソフトクーラーを買って後悔していたので、これを買うときは自分の釣りに見合うサイズを選びました。D社製の少し小振りのものですが、セットになる38cmバッカンが専用品でピッタリ中に収まるため、無駄の全くないジャストサイズです。半日の釣りに必要なオキアミ6kg集魚材2袋で作るコマセがちょうど入ります。コマセを入れると10kgを超えますので、小さい方が安定して持ち運びできます。釣れる魚もこれで充分です(寂しい〜)。

現物を見ずに買うとろくなことはないクーラー
蓋が左右から開いて取り外しワンタッチ!ダイワの謳い文句に飛びついて取り寄せてもらった高価なクーラー。確かに蓋が便利で保冷力抜群!そやけど重すぎますがな〜こんなん持って動き回れるんプロレスラーか相撲取りだけでっせ(腹が立つと関西弁)。 26リットルにしたのがまた失敗。満タンにしたのは初めて使ったときだけ…。船釣りにいいかと思いきやサイズが中途半端で釣った魚が入りきらない、もぉ〜いや。 我が家のダイワ製品には珍しく不憫な奴です。

まぁ物入れには便利かクーラー
IGLOOの48リットル、店仕舞い在庫処分セールの一品です。これを買った頃はいまほどこの手の輸入品が安くなかったので、使わなければ物入れにでもしたらいいか〜と考え購入しました。 案の定、金魚の水槽になったり物入れになったり便利に活躍?してくれています。ハマチがガンガン釣れるというガセネタにだまされ、担いで行ったこともありますが、帰りはスカスカ。どうも釣りには縁のないクーラーです。まぁ、これはこれでいいのでしょう。

ワンポイントアドバイス

これからクーラーを購入しようとしている人へのよけいなお世話です。

  1. 思ったより少し小さめを選べ
    滅多に釣れない大きい魚を釣ったときの心配より、使い勝手を優先しろ。思ったよりもクーラーには大量、かつ大きな魚が入る!
  2. 重いクーラーだけはやめろ
    運ぶ洗う、何にしても足手まといになる。鮮度管理はクーラーの能力よりも、使いこなしがものをいう。
  3. 保冷力に惑わされるな
    保冷パックで済ませるような鮮度管理なら、高級品は必要なし。それよりも塩と氷をたっぷり入れろ。
  4. 安価なスーパーブランドは買うな
    釣り専用品とは強度と使い勝手にやはり大きな差がある。釣り具メーカーのバーゲンを狙え。
  5. クーラーは大小二つあると便利だ
    用途や釣り場で使い分けできるし、予備の餌入れ、飲み物入れに活躍する。
  6. ベルトの品質に気をつけろ
    外れやすく汚れやすいものがある。よく見ること。

クーラーチューンナップ

常用しているいくつかのクーラーは釣り場で使いやすいように小改造してあります。荷物を減らしたいと思っている釣り人の方は多いはずです。ほんの少しの手間と費用でクーラーは収納具に変身します。保冷力が高まるというわけではありませんが、これは便利と思われる方もいるでしょう。

マルチユーティリティクーラー DAIWA20L

長年の愛用で傷だらけ、それだけに愛着もあります。波止では一番出番が多いだけに、各種の釣りグッズがアタッチメント式に取り付けできるようにしています。写真は裏から見ているところで、木製餌箱と、竿の販売用ケースを廃物利用して作った棒ウキケースが見えています。餌箱はハンズで見つけた額縁掛け、ウキケースは家内のヘアゴムを失敬して取り付けました。餌箱は使うときにクーラーから取り出します。

側面
手を拭くためのハンドタオルをぶら下げています。ここだと汚れてもいいですし、風で飛ばされることもありません。写真では見えませんが金具がリングになっており、通しているだけですので取り外しはワンタッチ。魚ばさみは太い針金を曲げて作った自作の引っかけ金具でクーラーのベルト通しに取り付けてあります。魚ばさみは使い慣れると手放せません。毒魚だけでなくヒレで怪我をすることもありますし、魚をしめるときにも、魚体をしっかり固定できますので、確実におだぶつさせられます。右に見える金具は尻手ロープを掛けたりするのに使います。中に見えているのは自作の木製トレーです。手袋や予備の電池、仕掛け、交換用スプール、食料などが入るよう標準の付属品よりは深く大きめに作ってあります。

反対側
左は吸い殻入れです。笑魚はヘビースモーカーですので必需品です。これは車用品店で見つけたもの、サイズが大きくちょっとしたくず糸程度のゴミ入れにもなります。真ん中は魚をしめるためのナイフです。磯釣りに使っているもので革製のシース(鞘)に入っています。金具はウキメーカーのGUREXのもの。ちょっと高いですが作りはグ〜。右は補助ライト、手元を照らすライトはポケットに入れていますが、ちょっと足下や餌箱を照らすときに便利ですし、球が切れたときにも安心です。

正面
肩に掛けて歩くとき邪魔にならないよう金具の類は付けていません。蝶番のやや下真ん中に見えている黒い金具状のものはプラスチック製のゴミ袋掛けです。ちょうどコンビニの袋が取り付けできるようになっています。スーパーの家庭用品売場で手に入れましたが、使い勝手は今ひとつかな〜。

 

投げ釣り対応小物クーラー DAIWA11L

現在はちゃりこが使っています。基本的にはほぼ上と同じ仕様ですが、ちゃりこはよくブッコミ釣りをしますので、投げ釣り専用クーラーをヒントにしたオモリ入れを側面に取り付けています。このボックスはホームセンターで入手、安価で丈夫、カラーもクーラーとマッチしていますので気に入っています。固定しているように見えますが、マグネットと蝶ネジで取り付けられており、簡単に取り外し可能。重たいオモリを入れても、強力マグネットでびくともしません。もっとも、ちゃりこはオモリより、汚いタオルやあんパンを入れるのが好きなようで、制作者の私としては悲しい限りです…


 

改造のコツ

金具を付けるだけで終わりですから、ユーティリティなクーラーづくりは簡単です。この記事を見て「おっ、便利そう。俺も作ってみよう」と思った方へちょっとしたTIPSを書き込んでおきましょう。

  1. 金具は色々な形状のものがあります。取り付けるものをよく考えて選択しましょう。サイズ的に迷ったときは、少し大きい目を選んでおくと間違いありません。
  2. 海で使うのですから、予算が許すならばステンレス製の金具を選んで下さい。見栄えもいいですし、第一錆びることがありません。その場合はネジもステンレス製を選んで下さい。
  3. この手の金具は、昔は船舶用品店やハンズなどでしか手に入りませんでしたが、最近は大手のホームセンターでも入手できるようになりました。
  4. 長すぎたり太すぎるネジはクーラーを傷めますから気をつけて下さい。細いドリルや錐で小さめの口径の予備穴を空けてから、ネジを締め付けると楽です。
  5. ボルトはナットが必要なのでダメです。いわゆる木ネジと呼ばれるものを使いますが、くれぐれも気をつけて欲しいのは、ネジ頭のすぐ下までネジが切られているタッピングビスと呼ばれるものを購入して下さい。通常の木材用の木ネジはネジ山を切っていない部分があり、クーラーのように薄い部材にはしっかりネジが締め付けられません。鉄板用ですが、ホームセンターで手に入ります。

読者の質問

クーラーへの金具取り付けは大丈夫ですか…

自分流クーラー改造術、楽しく読ませていただきました。金具の取り付けにタッピングビスを使用するとあります。クーラーの厚みより長いビスを使うとNGなのでしょうが、厚み以下の長さのものであればOKなのでしょうか。クーラーへの保冷性能への影響や取り付けがしっかりできるのか(グラグラしないのか)心配なのですが。

クーラー三つばかりで試してみましたが、いずれも取り付け後の不安はありませんでした。元々付いている蝶番などもプラスチックに直接ネジで取り付けられていますので同じ理屈です。強いて云えば…

  1. 金具の穴に合う範囲で、太め短めのタッピングビスを使う。予め開ける予備穴は大きく開けすぎないこと。
  2. 金具を選ぶ際に取り付け穴が多いものを選ぶ(穴2個より4個の方が当然しっかり固定されます)
  3. 重量がかかったりハードな使い方をするのならば、接着剤を併用してもいいでしょう。
  4. クーラーの内部には断熱用の発泡スチロールが充填されています。それにビスが食い込むだけなので、保冷性については特に問題はないでしょう。気になるようでしたら風呂用のコーキング材をビス穴に流し込み、固まるまでにネジを締めて下さい。
  5. 不必要になった金具を外した後はビス穴が残ります。不細工ですから再度化粧ビスを取り付けるか、コーキング材で穴埋めをしてシールでも貼りましょう。