隣に負けない丸秘テク

必釣丸秘テク

海のいい顔と悪い顔

長らく釣りをやっているといつの間にか海辺に立つだけで、何となく「おぉ、今日はいけそう」とか「あぁ〜今日はあかんな」とか感が働くようになります。釣り師のシックスセンスです。これは私だけでなく、ちょっと釣り込んだ釣り師なら誰でも持っている能力で、自慢するほどのものではありません。

もちろんこの能力はシックスセンスなどではなく、釣りを学習して得た経験値に他なりません。早い話が、苦難と挫折の積み重ねから得た教訓です。仕掛け作りと違って耳学問で覚えられるようなものではなく、結局は経験を地道に積んでいくしかありませんが、どんなことぐらいかを知っておくと、釣りというものを早く理解する手助けになると思います。少なくとも、駄目な日はいつまでも粘らず早めにあきらめ、家に帰って一杯やる手助けにはなるでしょう(^^;) 今日は、悪条件の日の海のお話です。

悪い顔ばっかりじゃ(^▽^)

風の強い日
これは一度でも経験した人ならお分かりだと思います。風の強い日はどんな釣りでも釣りになりません。軽い仕掛けのウキ釣りや落とし込みはもちろんのこと、投げ釣りもアタリが取れなくなりますし、風波で仕掛けが流されます。船はもちろん揺れますからもう撤収しかありません。事前に天気予報をよく見て釣行先を決めることです。

幸い季節風なら夏は南東、冬は北西と吹く方向が大体一定なので、風裏になるような釣り場を選定しましょう。山の陰で湾内になるところなら意外と静かなものです。

海の色が緑色の時
海の色には蒼い色と緑っぽい色の2種類があります。この緑がかった色の海の時が問題です。えてしてこういう海の色の時は、潮の動きも悪くよどんだような感じです。

決して釣れないというわけではありませんが、好釣果は期待できない日が多いものです。赤潮の時は論外です。生物学的に海が酸欠の時ですから、早くあきらめて帰りましょう。
海が透明の時
空がピーカンで、しかも海の底までよく見えるというような日もあります。餌取りや小魚が泳いでいるのがよく観察できます。「水清ければ魚棲まず」昔の人はいいことをいいました。こういう透明度が異様に高い日も釣りが難しいものです。かなり沖を釣るとか工夫がいります。
潮が動かないとき
海には流れというものがあります。総体的に潮の動く日は、魚の食いも活発でよく釣れるものです。この流れというのが曲者で、ずいぶん日によって変化します。瀬戸内海のように外洋の流れに影響されない内海部なら、流れはほぼ干満で決まるのですが、太平洋沿岸、特に黒潮が接岸してくるような所でしたら、外洋の流れに大きく影響を受けます。大潮だからといって動くとも限りませんし、小潮だからといって動かないわけでもありません。行ってみないことには分からないことも多いものです。

波止でしたら、やたらゴミが浮かんでいて、一日中それが動かないような日はちょっと期待できそうにありませんね。
長潮、若潮のとき

これは私だけの感想かもしれません。潮の流れには二つあります。地球の自転から生まれるのは親潮や黒潮と呼ばれる大洋の流れです。そして月の運行に影響されているのが、いわゆる潮の満ち引きです。潮位は28日間でワンサイクルで、小潮から中潮、大潮と動きを繰り返しています。小潮と中潮の中間に長潮、若潮と呼ばれる日が2日間あります。

なぜか私はこの潮回りにいい目をしたことがないのです。潮がこれから動こうとする日で、小潮よりいいはずなのですが駄目です。不思議ですが、私と同じ感想の釣り人は結構いるようです。動きにメリハリがなくダラダラ流れるだけだという説もありますが…

水温が急低下した日
人間が気温に支配されているように、魚たちも水温に支配されています。しかし私たちが思っているより海の中というものは温度的に安定していて、大体気温の変化よりゆっくり上下するため1ヶ月ちょっと遅れると考えていいでしょう。つまり春が来ても海の中はまだ冬ですし、冬が来ても海の中はまだ秋というわけです。

ただ色々な条件が重なって、この水温が急に下がるときがあります。水温の1度は人間ならば5度の変化といいます。2度も下がったら大変です。魚たちはひっそりと住処に隠れたまま動こうとしませんし、回遊魚なら暖かい海を求めてどっかに行ってしまいます。釣り船に必ず水温計が備え付けられているのは、そんな理由からです。やがて日が経つと低い水温でも魚たちは順応するようになります。そうすれば再び餌を摂るようになるので、また釣れるようになります。
花火や埋め立て工事
都会では埋め立て工事で海中に発破(ダイナマイト)を仕掛けることがあります。また納涼で花火大会を催すこともあります。さぞ海中では凄い音で響いていると思います。魚は基本的に臆病な生物ですから、こんな時はとても警戒心が強くなるようです。物陰に潜んでしまうのでしょうか、さっぱり釣り鈎にかからなくなります。情報を事前につかんでおきましょう。
魚同士の相性
太刀魚が接岸してくると、やはりどう猛なフィッシュイーターは嫌われるのでしょうか、メバルやガシラはもちろんのこと、スズキですら姿を見せなくなります。磯でも同じことで青物が回ってくるとグレの姿はフイと消えます。鮫の姿でも見かけたら絶望です。釣行前にそこら辺を調べておきましょう。
水潮が入った日
大雨が降ったりすると土砂を含んだ雨水が大量に海に流れ込みます。もちろん河口では釣りになりませんが、沖でも2,3日後にその影響が現れることがあります。真水は海水とは交わりませんので、海中は真水と海水の層に分かれます。

釣り人の嫌う2枚潮の一種です。水温も急低下します。こんな日も釣りは期待できません。もっとも川水はミネラルが豊富で、やがて海を豊かにしてくれるものです。次回頑張りましょう。
根拠不明だが笑魚が苦手な日
  1. クラゲが大量に浮かんでいる日…
    いい目をしたことがない。潮が悪い。
  2. ハオコゼを釣った日…
    こいつの顔をみたら最後、水温の低い日によく釣れる。
  3. ゴンズイ玉を見た日…
    いつも嫌いだ、ろくなことがない。
  4. タヌキを見た日…
    これはもうジンクス。田舎道ではよく見るのだが…

まだまだありますが私自身の独断もありますので、とりあえずここら辺を頭の隅にでも入れておけば、ふむっと役に立つこともあるでしょう。もっとも役に立ったときは、あまりいい目をしなかったと云うことになりますが…ハハハお気の毒(^^;)