隣に負けない丸秘テク

必釣丸秘テク

上級テクを盗め!

そんな遊びにも上達する課程の中で壁があります。釣りは幸い壁に当たっても、気づくことが少ないのですが、さらに上達したい人のために、ちょっとヒントをまとめてみました。

あなたは秒3回ハンドルを巻けるか!

さて、皆さんは魚を掛けたら、どの位の速さでリールのハンドルを回しますか。「特に意識したことがないなぁ?」と思う方が多いと思います。しかし…ウキ釣りの場合なら、ずばり秒3回転巻ける速度をめざして下さい。かなりの速度ですぞ(^▽^)

魚はバックするのは苦手です。ですから釣り手側に向いているときは、魚体に掛かる水圧だけで引きは弱いのです。しかし尾を向けたときはすごくパワーが出ます。つまり鈎を掛けた瞬間、先手を取って鼻をこちら側に向かせたまま、やりとりを続けることが非常に大事なテクニックだと思っていて下さい。先手を取るためには、竿を立てつつリールを素早く巻いて竿、糸の遊び、たわみを取り、テンションをかけることが第一です。

それにせよ「そんなに速さが必要?」という疑問もありますね。しかし竿は曲がる、ナイロン糸は伸びるということを良く覚えておいて下さい。糸ふけの分プラス糸が伸びる分も、素早く吸収しなくては魚に先手を取られます。底近くで大物をかけてしょっちゅうばらすという人は、たいていリール操作がとろいはずです。上物には底へ突っ込まさない、底物や根魚なら、早く底を切る〜リールを高速回転させるというのは、ウキ釣り師必修のテクニックです。

リールを購入するときは、回転性能(=意味がない)よりもハンドルが持ちやすいか、素早く回しやすいかに注意を払って下さい。中には持ちにくい、回しにくいものがあります。

ハンドルを左巻きに変えたばかりの人なら、初めのうちはがくがくと三角巻きになってしまい、素早く巻ききれないと思います。ですから仕掛けを回収したりするときにも、全速で巻くような練習をしてみて下さい。半年も経たないうちに立派なウキ釣り師になっているでしょう。

ライバルを出し抜く法則

ライバルと云うものは頼りがいがある反面、憎い釣友でもあります。ライバルは友人同士、時には夫婦同士かも知れません。釣友どころか、隣に席取った見知らぬ面の皮の厚い親父が、その日のライバルになるときもあります。男子はいったん家を出れば、七人の敵がいるとか云いますが、釣り人もいったん釣り場に入れば、七人の敵が待ち受けているといえましょう。今日はウキ釣りを中心に、そんなライバル達を出し抜く手を伝授しましょう(^^;)b

ウキ釣り(ウキフカセ)で釣り座が並んだ場合は、絶対潮下が有利になります。ウキフカセに限らず、カゴ釣り、船の胴付きカゴ仕掛け、波止のサビキ釣りに至るまで、コマセをする釣りは、潮下が圧倒的に勝ります。ですから、潮の流れを即座に読んで、釣り座を選択することが大事になります。同じ技量ならば、潮下に釣り座を取れば勝ったも同然です。では何故潮下が有利なのでしょうか。潮下側の釣り人から見た場合…

  1. コマセは潮下に必ず流れるため、自分の打ったマキエだけでなく、ライバルのマキエも結果として利用できることになる。
  2. コマセは沈むのに時間が掛かる。潮上で打ったマキエが自分の釣り座近くで、ちょうどよいタナに馴染む。
  3. 潮上側は仕掛けを流す範囲が限定される(潮下の釣り人が邪魔になる)。潮下側はポイントの選定、流せる範囲がぐんと広範で有利。
  4. 潮下側からだと、ライバルの作戦が読みやすい。

ということで、釣り座の選択を誤ると、戦う前から勝敗は見えています。これを逆にとって、釣らせて上げたい家族や初心者がいる場合、潮下側を譲って上げるといいでしょう。ウキフカセはコマセを入れるタイミング、ポイントが非常に大事な釣りですから、上級者なら相手に釣らせて上げることも簡単です。サビキ釣りも同じ理屈です。

さて、不幸にも釣り座選択をライバルに出し抜かれたとします。その場合はどうしたらよいのでしょうか。ずばり同じ流れを釣ると、相手にコマセを利用されるだけで、圧倒的に不利です。こういう場合は、ぐんと沖を釣って下さい。違うポイントで勝負するのです。高水温期でしたら、エサ取りは岸に近いほど多いので、ライバルはエサ取りを集めてくれていると割り切るのです。釣りが上手くなれば、これで十分対応できます。私は結構これが得意です(^ヘ^)v

3人並んだ場合はどうなのでしょうか? 一番潮下、二番潮上、最低が真ん中と云うことになります。真ん中は圧倒的に不利で、まず釣りになりません。やはり、遠投して沖を釣るとか、潮上の釣り人の挙動にシンクロさせて釣るとか、状況を見ながら工夫する必要があります。競技会なら〜まずあきまへん(^◇^;)

のべ竿で知る竿さばき

最近ではリール竿が全盛です。リールがつけられない〜いわゆるのべ竿のファンは減りました。しかし現在でもメバルやハゼ釣りのような小物釣りのジャンルでは、のべ竿のファンは多いですし、淡水系の餌釣りでは、100%近くがのべ竿です。ポイントが遠くなりがちで水深の深い海では、やはりリール付が何かと便利ですが、若い人でものべ竿の魅力にはまる人が結構いるようです。

ちなみに、ガイドのない竿のことをのべ竿と思われている方が多いようですが、のべ竿というのは本来、継ぎ目のない1本ものの竿のことをいいました。現在ではリールをつけない竿のことを総称しています。のべ竿にはリールが使えないと云う欠点がありますが、軽い、トラブらない、曲がりが綺麗、比較的安価という長所もあります。ポイントが近い釣り場なら、ぜひ一本竿ケースに偲ばせておきたいですね。渓流用の多段継ぎなら場所もとりません。

道具は腕の上達と深い関係があります。糸を出せるリールと違って、のべ竿の釣りでは大物をあしらうのに腕が必要です。よく竿を立てろ!とか竿をためろとかいいますが、のべ竿細ハリスの小物仕掛けで、大チヌが来たようなときは、道具に頼った「ため」でこらえる(=肘を曲げ竿に添える)ような竿さばきでは、すぐにばらすでしょう。肩から手首、竿を一体化し、脚、腰、膝までをクッションにするような竿さばきが必要です。強引に止めるとプッツンですから、魚の行きたい方向へ行かしつつ、鼻先をじわりとこちらに誘導するような上級テクニックが必要です。魚を上手くあしらうわけですね。リールが巻けませんから、タモを入れるときの竿さばきもコツが必要です。

上級のメバル釣り師や、ヘラ釣り師の竿さばきを見ると、あぁ〜この人達は本当に上手だなと関心します。リール竿しか使ったことのない人とは、一味二味違う技を見せてくれます。竿の善し悪しを云う前に、こういう人達の釣りを見ることも大事です。自分とは何が違うのかということを知ることで、新たな釣りへの視点が開かれると思います。

穂先を海に浸ける

ヘラ釣りをご存じですか
ヘラ釣りでは竿は手持ちでなく、竿掛けと呼ばれる特製の長い竿受けに竿を掛けて、置き竿で釣ります。穂先は水中に浸けてアタリを待ちます。置き竿といっても手は竿の握りに掛けているので、アタリには瞬時に対応できます。ここで面白いのが、穂先を水中に浸けておくということです。

私はヘラ釣りをしませんので、確かな理由は分からないのですが(まぁ楽チンというのは別にして)、ウキ釣り師として断言できることは、道糸を水中に沈めることで、風の影響を弱めることができる(=仕掛けが不用意に流されないようにする)ということです。ヘラの釣りは底とんとんのダンゴ釣りが基本です。ミニ紀州釣りとでもいえばいいでしょうか。ピンポイントの釣りですから、仕掛けは完全に静止させたいのです。もう一つの理由は、道糸を沈めてやると、若干ながらウキの感度が高まることです。

海でも同じこと
ウキ釣りに一番の敵は風です。風の影響を排除するためには、道糸を風の影響を直接受けない海面下数cmまでに、素早く移動させることです。このためには穂先を海面に浸けるというのが、とても簡単で賢い方法なのです。最近はシンキングラインなどと云って、早く沈む比重の重い道糸も発売されており、新しい物好きの釣り人は飛びついているようです。気持ちが分からないではありませんが、仕掛け操作という面では、どんどん沈んで行ってしまうラインは、かえってさばきにくく、イメージ通りの釣りができないのです。やはり海面直下に漂う比重1.1というナイロンラインが、ウキフカセにはベストなマッチングです。しかし風の強い日は馴染むまでに流されてしまいますので、穂先を浸けるという技が生きてくるのです。

糸を引き出す
スピニングリールなら、糸を引き出すのは簡単です。リールのベールをまずオープンにして、穂先を水面に浸けます。そのまま2,3回しゃくって下さい。水の抵抗が糸に掛かり、しゃくった分だけ糸が引き出されます。必要な長さが出るまで繰り返して下さい。ダンゴを遠投する紀州釣りでは必須のテクニックですし、通常のウキ釣りでも深釣りするときは必ず使う技です。

穂先絡みをとく
外ガイド式では、どうしても穂先に糸絡みが発生します。初級者はこの絡みに気づかず、魚がかかったりしたら、あわててごりごりとリールを巻いて折ってしまうことが多いようです。中には折れた理由に気づかない人もいるぐらいです。1番(穂先)の折れる原因は糸絡み、その次はウキの巻き込みです。魚の強引では絶対に折れません。さすがにベテランになってくると、無意識下でも穂先絡みにならないような釣りをしていますから、滅多に折るようなことはなくなります。

しかし逆風の時、軽いウキで素鈎を引いたようなときは、空中で大量の糸ふけが出るため、どうしても穂先が絡むときがあります。そういう時は、糸絡みした穂先を海面に浸けて下さい。ゆっくり2、3度しゃくってから、引き抜くような感じで穂先を海面から出してみましょう。あら不思議〜大抵の穂先絡みなら、ほどけているはずです。

アタリを見切る! もわ〜とウキが沈んで???

という記事を先日、FAQで目にしました。ミャク釣りのような釣りはダイレクトにアタリが出ますから、よほど小さなエサ取りのアタリを除いて、まぁあまり気にせず釣っておればよいのですが、ウキ釣りはアタリの出方が多種多様で、慣れない人には判断がしづらいときもあります。そこらを書いてみましょう。

ウキは高感度センサー
高感度なウキでピッタリ浮力を合わせた仕掛けほど、アタリは微妙に出ます。小さなエサ取りがちょちょとつついただけでも、ウキのトップには小さな変化として出るわけですね。ここで覚えておいて欲しいことは、どんくさいウキ、感度の低いタックルほど、アタリは大きい〜つまり本当たりが明確に出ると言うことです。魚が喰って走ってからの変化しか読みとれないからです。ですから、かえって初心者にはあわせやすいのです。しかしベストに調整されたウキ仕掛けでは、水圧の変化だけでも微妙にシモリ具合が変わります。そこらを見切って、本命のアタリを待つのは、やはり多少の年期が必要です。

冒頭に上げたFAQの内容はチヌの前当りか?という質問でしたが、文面だけで判断すると、恐らく海底に生えた藻の上を仕掛けがこすっていったのでしょう。一般に波止釣りしかしない人は、海底の変化や流れの変化に慣れていないために、ちょっとしたことでも前当りと間違うケースが多いようです。どんくさい仕掛けなら、そのまま流れて行ってくれるのですが。

では逆にベテランならどうなる
ベテランは逆に固定観念が強くなるようです。曰くチヌはこういうアタリ、セイゴはこうだがスズキは云々…それだけ釣り込んでいますから、言うことにも重みがあります。しかし気をつけて置いて欲しいことは、釣り場はもちろんのこと、使っている仕掛けによっても、ずいぶんアタリの出方が違うということです。同じチヌでも、鈎オモリを打った仕掛けと、2ヒロ完全フカセとは全くアタリの出方が違います。

逆に同じ仕掛けでも、びーんと仕掛けを張って流していて喰ってきたアタリと、潮任せあなた任せにして流していて喰ってきたアタリとは、やはり大きな違いがあるのです。虫餌とエビ餌でも違います。ベテランほど、いい意味でのワンパターンな攻め方・釣り方をしますから、固定観念が蓄積されるというわけです。もっとも固定観念といっても、ベテランなら本命のアタリをまず見間違うことはありませんから、それでいいのです。

気をつけて欲しいのは、初心者が本で覚えた知識でチヌの前当りは○○、本当たりは○○などと変な思いこみを持たないことです。時間の無駄です。どんな魚でもちゃんと餌を食ったら、根がかりやエサ取りとは、はっきり区別できる=誰にでも分かる明確なアタリが出ます(^▽^)

小さなアタリの誤解
アタリが小さいとき、喰いが悪いとよく釣り人はいいます。確かにそういうことも多いのですが、釣り方や仕掛けを再度チェックしてみて下さい。深いタナを釣るほどアタリは鮮明でなくなります。水中撮影を見れば一目瞭然ですが、弛みのある仕掛けを流すと、魚は鈎の付いた餌を喰って、なおかつそこらをまだ泳ぎ回っている(コマセを拾っている)のに、肝心のウキには全く変化が出ないと云うことも多々あります。いかに的確なタナに仕掛けを送り込み、水中の仕掛けに弛みが出ないような演出をできるか否かが、結果としてアタリを素早く見切ることにつながります。

虫エサのうちはいいが…
初心者のうちは殆ど青イソメを代表とする餌でしょう〜喰いはいいが餌持ちが悪い餌です。ある程度チヌ釣りに専念するようになると、今度は逆に喰いの落ちる(餌持ちのよい)餌を使うようになるはずです。例えばアケミ貝を半貝にしてみたり、ダンゴ餌を自作したり、サナギを使ったり、チューブ餌など、その他色々・・・、こういう餌を使い出すと、アタリを見分ける目が要求されるようになります。何でもかんでも、小アタリをあわせていたら釣りにならないからです。もちろん、喰い込みの悪い餌ほど合わせるタイミングも難しくなります。こればかりは、海釣り道場でもサポートできません。ひたすら釣って釣って身に着けて下さい(^^;)