海と魚のお話

海と魚のお話

危険な魚の見分け方

釣魚の中には注意を必要とする危険な魚がいます。危険の種類は大きく4つに分けることができます。釣りや磯遊びの際には十分気をつけてね(^^)

毒棘のある魚

背ビレや胸ビレなどに毒腺のある棘をもっている魚で、刺されると半日〜1日くらい激しく痛みます。腫れて吐き気や関節痛を伴ったり、高熱が出る場合もあります。特に夜釣りなどでは、釣れた魚をよく確かめてから、持つようにしましょう。

事故が一番起きやすいのは、釣った魚を鈎から外すときです。ゴンズイなどを靴で踏みつけて外そうとする人がいますが、毒棘が靴底を突き抜けることもありますので絶対に踏んではいけません。ハリスを切って、海へお帰りいただくのが一番安全です。また魚が死んでも毒の効力は残っているので、波止や砂浜に棄てないよう配慮が必要です。どうしても掴む必要がある時は、メゴチバサミや魚バサミ(釣り具店で売っています)を必ず使用してくださいね。

笑魚も夜釣りの時に、ゴンズイに刺されたことがあります。刺されたのは指先でしたが、肘や肩まで痛む激痛で脂汗まで出る始末。我慢できずに、すぐ救急病院に行き手当を受けました。皆さんもくれぐれも気をつけてくださいね(^^;) 特にお子さんが一緒のときは、周りの大人が十分に注意をしてください。


ゴンズイ

ハオコゼ

アイゴ

エイ

歯が危険な魚

いずれの魚も歯が鋭いので、取り扱いには十分注意してください。噛みつかれると大ケガをすることがあります。鈎を外すときは、直接魚の口に手を近づけたりしないで、釣り用のペンチで外すようにします。不要な魚はハリスを切って放しましょう。

釣れたら魚体をしっかり押さえ、ペンチで鈎のチモトを持って鈎を外します。飲み込まれていたら無理をせず、ハリスを20cm位残して切ります。ハリスを長めに残しておけば家に持って帰ってからでも、鈎を飲み込んでいないものと区別が付きます。クーラーに入れた後や調理時でも注意が必要です。

波止でよく釣れるフグも、歯が鋭い魚ですので気をつけてくださいね。またチヌは噛む力が強いので、呑まれた鈎を外すときには気をつけましょう。


タチウオ

ウツボ

イシダイ

ブダイ

背ビレなどが危険な魚

毒性はありませんが鋭く堅い背ビレや、カミソリのようなエラブタ、頭部に棘を持っている魚です。うっかり素手で掴んだりすると大ケガになることがあります。小型の魚を持つときはメゴチバサミ、中型・大型の魚には魚つかみを利用しましょう。ハサミがない場合はタオルを当てて、棘などの無いところや頭の方から、ヒレを寝かせるようにして上手に掴みましょう。右写真以外にもガシラやイシダイなど、鋭く堅いヒレを持った魚はたくさんいますから注意してね。

捌いているときにも、背ビレやエラで手を切ってしまうことがあります。指などヒレで突いてしまった時には、痛くて痛くて〜(>_<) 死んだ魚に噛まれるということはありませんが、魚の扱いには十分注意してね。


スズキ

チヌ

ガッチョ

毒をもつ魚

釣りをしない人でもご存じでしょうが、フグの仲間の多くはテトロドトキシンを代表とする強い毒を持っています。毒は皮や肉・内臓などにあり、食べると中毒を起こして死亡する場合があります。よく釣れるクサフグやキタマクラなども、猛毒を持っています。フグの毒は加熱しても変わりませんので、手を出さない方が身のためです。

アオブダイも注意が必要な魚です。アオブダイの食べているエサによっては、猛毒のパリトキシンと呼ばれる毒が肝臓に蓄積されていることがあります。この毒による中毒死の例もあるので要注意!数年前にもアオブダイを食べた人が死亡したとニュースや新聞で報道されていました。

また珊瑚礁を回遊するような南方系の魚にはシガテラ毒という強い毒を持っている魚が多いので、調べましょうね(^^;)b



フグ類


アオブダイ