釣りのタックル研究室

全国釣り場巡り

東京湾・野島防波堤

波止釣りといえば全国的に有名な釣り場があります。例えばチヌで有名な神戸和田防、ハネ釣りの泉州岸和田一文字、大マダイが狙える大分の坂ノ市一文字、スーパー波止と呼ばれる和歌山の加太の大波止、多くの人が訪れる愛知の知多堤など、それぞれの地方に歴史と実績のある波止があります。さて関東はどうでしょうか、ずばり短竿のヘチ釣り、別名野島釣法発祥の地と呼ばれる野島防波堤ではないでしょうか。波が洗うような低い防波堤が連なる釣り場ですが、沖に位置するため潮通しが抜群、数々の競技会も行われ毎年釣り人を熱くさせてくれています。黒鯛だけでなく、関東では珍しい大ガレイなど多彩な魚種が釣れることでも有名です。今回は、この野島防波堤に詳しい東京在住のZENさんが詳細なレポートを報告してくれました。

※地図はこちらからご覧になれます→マピオンマップ

投げ釣り師ZENの野島防波堤ガイド 10.2002

野島防波堤は金沢八景沖にある全体的に低い3本の沖提から形成されています。また潮通しが大変よく、変化にとんだ好釣場です。数人集まれば夜通しの釣り(詳細は問い合わせてください)もでき、夏の夜釣りには八景島の花火見物もできます。ビール片手に夕涼み・・・(ちなみに私は下戸です。嘘ではありません)また子供料金の設定もあり、親がきちんと指導すれば親子で楽しむ事ができます。ただし、お父さんは一度下見に行ってくださいね。

年間のイベントもあり、大物ダービー(5部門/黒鯛・シーバス・カレイ・アイナメ・他魚)、夏にはヘチ釣り教室があります。野島をホームグランドにしているサークルもいくつかあり、釣り以外のレジャーなども充実しています。※渡船店のHPも親切に解説されているので、ご覧になってください。

渡船店 野島公園村本海事
住所 〒234-0024 横浜市金沢区乙舳町1−1
連絡先 045−781−8736
URL http://homepage2.nifty.com/muramoto_k/

渡船時間
季節により時間の変更があります。定休日は木曜で、基本的には平日は8時30分、12時、16時、18時、土日祝祭日は7時の船が追加されます。船による場所の移動も可能で、ヘチ釣りの方たちは上手く船を使って釣果を上げているようです。最終の18時の便は帰港せずに堤防で待機します。(この便では帰れません)最後の帰港は20時30分になり所要時間は約20分です。写真は渡船に使う船です。(船は2艘あり渡船する人数で使い分けているようです。)場所取りの心配がない方は、船内でのんびり堤防に渡ってください。

渡船場所
堤防の各所に名前がついていて、渡提順に1本目の防波堤はドック、中廊下、ドック先、2本目は青灯、ハナレ、3本目は新提、馬の背、赤灯となっています。(2本目と3本目は1本だったかもしれません)帰港は上記の逆になります。渡提場所は下図の矢印の場所になりますが、風向きにより反対側になる時もあります。村本海事では防波堤のほか第二海保(東京湾の人工島)への渡船もしています。釣り、キャンプ等こちらでも楽しめます。

釣り物
四季により釣物も豊富で、みなさんご存知の黒鯛のヘチ釣りが有名です。簡単に四季の釣り物をご紹介します。

クロダイ・シーバス・アイナメ・カレイ・メバル etc.
クロダイ・シーバス・シマダイ・アジ・シロギス・タコ・マダイ・マゴチ etc.
クロダイ・シーバス・アイナメ・カレイ・カサゴ・タチウオ・スミイカ etc.
シーバス・カレイ・アイナメ・メバル・カサゴ etc.

各場所によりそれぞれポイントがあり、釣物も変わってきます。私はカレイ専門で渡船しますので、詳しい事は各自で通って調べてください。ベテランさんが多いので、仲良くなって教えてもらうのが近道だと思います。大まかですが私の知っている事を並べてみます。

  • 黒鯛・シーバス・アイナメ・カサゴ・メバル・アジ等 
  • 防波堤全体で狙えます。
  • カレイならドック(実績場所)・青灯 
  • 時期により赤灯(こちらはサブポイント)
  • 真鯛 
  • 赤灯
  • シマダイ(石鯛)
  • 新提

黒鯛はヘチ釣りで、シーバスはルアーや電気浮きを使った夜釣りが多いようです。カサゴ、メバル等は日が落ちればノベ竿のミャク釣りでも釣れ良いお土産になります。真鯛はぶっこみで釣っているようでなかなかの大物が仕留められています。シマダイは30cmを超えるものまで釣れているようです。(今年はあまり良くなかったようでシーズン後半になってようやく釣れだしたみたいです)

特別情報1・・・カレイ

時期は9月下旬から6月下旬まで、東京湾では最も長くカレイを楽しむ事のできる釣場の一つです。カレイの投げ釣りではドック提が有名で(私もここで釣ります)、堤防先端および航路側がカレイのポイントとなり、灯台を背に八景島シーパラダイス(ジェットコースター)方向がハズレなしです。好ポイント5人ぐらいしか釣り座を確保できないので、声を掛け合って釣る事になります。

休日は場所取りが激しいので、前の晩から順番待ちをしている方もいるそうです。ちなみに私は4時から5時の間に到着するように、家を出発します(カレイの投げ釣り以外の方は関係ありません)。何度か行けば常連さんと親しくなれるので、竿立てを共有する等、広くポイントを探れるようになります。これが釣果を伸ばすコツです。

注意点として春、秋はヘチ釣りと釣期が重なるので、お互いに気を使う事が大切です。特に投げ釣りは竿の本数が多いので、気を使ってください。また黒鯛は敏感な魚ですので、あまりバタバタしないで釣りをしてください。

特別なルールとして、投げ釣りをするなら、置き竿は3本までです。また潮通しが非常に良いので大潮の時などは、40号のスパイク錘を使用することもあります、錘は30号以上を用意したほうが無難です。

特別情報2・・・お父さんの下見

子供連れ(小学校高学年からが良いと思います)で、釣りを楽しむには赤灯、青灯、ドックの順で堤防が高くなっているので、この3カ所が無難です。ただし、ドックはカレイシーズンになると、私の様なカレイ狙いのキ印が集まって、投げ竿を振り回すので休日はお勧めできません。また、天候を考えた渡船が必要です。風がなく穏やかな日に、ノンビリする釣りをしてください。 ※写真はドッグ堤

諸注意
基本的な注意点は渡船利用の他の防波堤と同じです。けして危ない場所ではありませんが、堤防自体が低く水没している場所(穴があいている等、突然堤防がなくなるような場所はありません)もあるので、足元に注意して下さい。

また水位が高い大潮の時などは、堤防に海水が上がってきますので、長靴の用意が必要です。 渡船利用のため、堤防および第二海保とも、忘れ物などをしないようにして下さい。またゴミも持ち帰り、所定の場所に捨てるようにして下さい。

最後に私はドック堤が専門です。色々と聞いたことを私なりにまとめて書いたつもりですが、正確な情報とは言い難いものです。自分の目と耳で正確なものを集めてください。皆さんの情報集めの手助けになれば幸いです。沖提としてのルールはありますが、難しい釣場ではないので、ぜひ1度チャレンジしてみてください。※写真はドッグ堤

 

今回のレポートは東京在住ZENさんがまとめられました。お礼を申し上げます。
釣法別攻略法実釣・野島攻略ガイドも併せてご覧ください。