釣りのタックル研究室

全国釣り場巡り

横浜・本牧海釣施設

大黒と来れば本牧
横浜川崎地区あるいは東京の釣り人にとって、手軽な好釣り場と云えば前回紹介した大黒埠頭と、今回ご紹介する本牧海釣り施設です。たいていこの手の管理釣り場は海釣り公園と呼ばれますが、ここは海釣り施設と呼称されています。お役人さんの言葉に対するこだわりというか固さというか、なんとなく伝わってきて面白いですね。本牧からも大黒と同じように、美しいベイブリッジが望めます。本当に絵になるところです。

はぁばぁらいとぉにぃ〜あさひぃがぁ〜のぼぉるぅ〜♪
そのときぃ〜いちわのぉ〜かもめぇ〜がぁ〜とぉ〜ん〜だぁぁ♪

ロートルの方なら、ベイブリッジを見ると昔流行った渡辺真知子の歌を思い出しませんか。もちろんずいぶん前の話ですから、ベイブリッジは影も形もありませんでしたが、この歌詞は今でも通用しそうな気がします(^o^)

発展する海の都市「横浜
横浜は神戸と並んで日本を代表する貿易港です。港町特有の薫りは双方の街に漂いますが、神戸のそれがややノスタルジックな風情であることに対して、横浜にはエネルギッシュなバイタリティを感じます。同じウォーターフロントを作っても、山下公園はエンターテイメントですし、橋にもサービス精神旺盛な展望台を設けるなど、やはり大東京のお膝元なんだなぁとつくづく思います。釣り人も颯爽とした浜っ子達と比較して、神戸の波止師は平均年齢が高く、いつ行っても、同じ顔ぶれの爺さん連中がポイントを占拠!なんとかならんか(泣)

近場の好釣り場

埋め立て以前のその昔、この地は好漁場であり、横浜漁師の生計の場であったようです。そのなごりが「本牧神社のお馬流し」として伝えられています。いまでもD埠頭には立派な本牧漁港が構えており、超沿海漁業を操業して頑張っています。ここら辺になると東京湾の入り口に近くなりますから、カツオなど嬉しい青物が竿を曲げてくれることもあるようです。数多い港湾施設の合間を縫って竿を出せる穴場も多いようですが、ポイントを熟知したベテランならともかく、慣れていないビギナーやファミリーなら、施設が整っている本牧海釣り施設がおすすめです。

充実した「本牧海釣り施設」
大黒埠頭の海釣り公園とは目と鼻の先にあり、こちらも釣り物に引けはとりません。開設以来20数年になりますが、交通の便に加え充実した設備が人気を呼び、土・日は家族連れで大変込み合います。釣り場は規模が大きく、護岸壁・釣り桟橋・渡り桟橋の3つに分かれています。釣りデッキは柵が低いので、子供連れの方は、柵が高く桟橋よりも広い護岸堤防がおすすめです。釣り場の特徴としては水深があり潮通しもよく、周辺に魚礁が埋められているので、魚影に期待が持てます。稚魚を放流するなど、釣り人のための努力もなされています。年間を通じて対象魚が豊富で、意外な大物が釣れるため、ビギナーからベテランまで広く支持されています。

ファミリーには、サビキ釣りがポピュラーですが、投げ釣り・ルアーでのスズキ狙いも可能です。クロダイ狙いの常連も多く見られます。人気のポイントは釣り桟橋の先端付近〜渡り桟橋の橋桁回りは、良型が狙えるポイントとして実績があります。護岸釣り場はヘチ釣りか投げ釣り、桟橋の両端は投げ釣りに人気があります。潮が速いので、ガン玉を重めにしたフカセ釣りが主流〜エサはモエビか夏場ならイワイソメといったところです。スズキも回るので、ハリスは太めが無難。いずれにせよ、潮が動く朝夕のまずめ時がチャンスです。

水洗トイレがありますから女性でも安心。クーラーの効いた展望室があるので、ちょっとした休憩にも、竿を休めてのんびりできます。飲み物の自動販売機や立ち食いのそばまでありますから、ファミリーなら楽しい一日が過ごせるはずです。

  1. 春)カサゴ・カレイ・フッコ・メバル
  2. 夏)アジ・クロダイ・キス・ハゼ・サヨリ
  3. 秋)アジ・イワシ・クロダイ・ハゼ・フッコ
  4. 冬)カレイ・アイナメ
料金 大人900円/中学生450円/小学生300円※割引回数券有り
営業時間 4〜10月は午前6時〜午後7時まで
11〜3月は午前7時〜午後5時まで
火曜日定休(休日の場合営業、翌水曜と振り替え
盆休みは営業・年末年始は休業
アクセス 車で首都高速湾岸線・本牧埠頭出口から左折して、D突堤方面へ向かう。そのまま突き当たりまで(看板あり)
徒歩なら桜木町駅から市営バス。54系で海釣り桟橋下車
駐車場 約230台収容有料駐車場/〜3時間250円/〜5時間350円/1日500円
設備 管理事務所
レストラン
トイレ(管理事務所内)
売店(貸し竿・餌あり) ※近くに釣具店なし
注意事項 一人竿2本まで/カラス貝使用禁止/飲酒禁止
連絡先 電話045―623―6030


HB@Sさんが教えてくれた横浜の釣魚 11.2001

年間を通して、この地域の釣りに詳しいHB@Sさんによりますと…

12〜2月

アイナメ  冬のヘチ釣りの代表的魚。11月〜12月頃が産卵期で湾奥に乗っ込む、3月頃まで。昨シーズンの乗っ込みは全くだめ、今シーズンはそれよりややよいものの低調。
1〜4月
カレイ 冬の投げ釣りの代表的魚、12月頃が産卵期で、湾奥に3月頃まで。その後も狙う人も多い。ただ狙っても釣れる確率は低い。釣れるには運の要素が大。
2〜4月
メバル 初春のヘチ釣りの代表的魚。夕刻からが中心の釣り。横浜周辺では周年釣れてくる。体型は写真と同じだが色が黒い黒メバルが対象。
3〜4月
11〜1月
スズキ 横浜周辺では周年ルアー・餌釣りの対象であるが、この時期にバチと呼ばれる大小のイソメが湾奥に繁殖行動として浮遊する。これを食するフッコをねらうため1年で最も釣り易い時期。中心は50〜60cm。
5月〜
メジナ 特にシーズンは明確でない。ただどこかに記述したくて挙げた。通常ヘチ竿で釣る。湾内ではあまり人気の無い釣魚であるが、食べて良し、釣り味よい魚である。棚は上から1〜2ヒロ。中心は20〜25cm。
5月〜
カサゴ 特にシーズンは明確でない。この時期から昼間に釣れる確率が高くなる。産卵・旬は冬場、夜に釣れる確率が高い。通常ヘチ竿で釣る。湾内で人気の高い釣魚であり、食べてよし、釣りそのものも易しい。1〜2年前まで25cmクラスが本当に良く釣れたが、昨今めっきりいなくなった。成長が遅い魚であり、大事にしていきたい。中心は20〜25cm。
6〜7月
キス この時期、産卵のため湾奥に入ってくる。ポイントは岸壁から10m〜100m。場所によって異なる。昨年は最良の年、半日で50尾も珍しくなかった。年によっては9月まで。中心は約18cm。
7〜8月
コチ この時期、産卵のため湾奥に入ってくる。釣れる場所は限定、岸壁近く。年によって良い・悪いの差が大きい。餌は近くの運河で釣れるハゼを使う。外道にヒラメ(40cm程度まで)中心は約35cm。
7〜8月
アナゴ 特にシーズンを感じない対象魚であるが、夕刻の涼を求めた投げ釣りの対象とする人が多い。鈴をつけた竿を投げ込んでおくだけ。餌はイカの短冊を使う人が多い。
8〜10月
カワハギ  釣れる場所は限定。アオイソメの胴付仕掛けが一般。一昨年超豊漁、昨年はかなり良。馴れた人で1シーズン200尾位。中心は約18cm。
8〜11月
アジ 子アジ中心。潮・時期・入ってくる群れによって、中クラスが揃うこともある。中心は約13cm。
9〜12月
マダコ 夏場に簡単に取れる石蟹を冷凍保存し、これを餌としてテンヤ仕掛けでねらう。地タコのうまさが味わえる。年によって良・不良がはっきりしている。ここ数年は最良〜良〜不良年となっている。8月頃に0.5kg位から始まり、12月には1〜2kg中心となる。

この章の制作に当っては、本牧を中心に活動されている釣りグループ
「HB@S」さんのご協力を得ました。ここにお礼を申し上げます。