DIYホビー専科

釣りのDIY

読者の短竿つくっちゃえ!

名古屋の落とし込み師goofishさんが、短竿作りに挑戦されました。詳しいレポートが届いていますので、自作される方は当講座の「短竿つくちゃえ」と併読されることをお薦めします。では以下ほぼ原文通り。

器材・用具の準備

購入したもの
仕様
  1. 全長/107cm(重量不明)
  2. ガイド取り付け位置/トップから4番まではレシピ通り。5番から少しづつ広めに取りました。
  3. 総ガイド数/9個(別段意味はありません)
材料
  1. ブランク/直径6mm×90cm×1本
  2. リールシート/フジFS-5ブラック×1個
  3. ガイド(全てフジ)/トップガイド=0.8 Fトップ・2番〜8番=ミニクロガイドMKG-2.0s・元ガイド=SiC-6mm
  4. グリップ/ウキ用丸棒20mm×45cm×1本
    ※すべて、いつも利用している釣具屋でそろいました
家庭にあったもの
資材
  1. 握り糸(細・極細)・家庭用ミシン糸・手芸用金糸
  2. 瞬間接着剤・エポキシ系接着剤(二液混合)
  3. プラモデル用エポキシパテ
  4. 事務用クリップ・ヒートン・セロテープ
塗料
  1. 主にプラモデル用カラー(白・黒・赤) 
  2. アクリル系スプレー(透明)
  3. 釣竿用下地塗料(白)
  4. 塗装養生テープ
道具
  1. 家庭用電動ドリル
  2. 木工用棒ヤスリ・紙やすり(2・3種類)
  3. ドライヤー・遠赤外線電気暖房用ストーブ(結構お奨め)
  4. ペンチ・プライヤー・メジャー・カッター・木工用のこぎり

作業の手順

「短竿作っちゃえ」をプリントアウトして何度も読み返し、すぐ横に置いて作業に突入!

  1. ブランクの調整
    ●耐水ペーパーを使ってブランクを少しづつ削りますが、削る箇所がかなり先の部分だけを予想していたので、ドリルは使用しませんでした。釣具屋で教えて貰った削る部分に鉛筆で色を付け、そこを削るという方法としました。
    ●しかし、削っている最中に面白くなってしまい、胴の部分も手が動いてしまったと思います?予想していたよりも、作業が進むにつれ(塗装・ガイドの取り付け)胴調子になっていました。
  2. グリップ製作 
    ●ウキ製作用丸棒20mm×45cmを二分割に切断。見た目を考え竿尻を斜めにカット。この段階でブランク挿入の為にドリルで穴あけ。
    ●注意して真直ぐに空けたつもりが少し曲がってしまいました。再度穴を大きめに空け、棒ヤスリで修正〜ブランクを差し込み、爪楊枝をくさび替わりに使用して傾き具合を調整。
  3. ブランクの下地塗装
    下地はなくても良さそうですが、たまたま下地剤がありましたので塗装しました。乾燥に丸一日掛かりました。
  4. グリップの下地塗装
    ブランクの乾燥待ちの間に、グリップ部の一次塗装を済ませました。
  5. ブランクの仕上げ塗装
    ブランクの乾燥を待って、ブランクの塗装工程へ 白・黒の予定なので二回に分けて塗装。プラモデル用カラーは流石に乾燥が速いので、ここらあたりは順調です。
  6. ブランクの挿入
    乾燥したら、ブランクのグリップへの挿入です。前述したように、うっかり穴を大きくしてしまったので工夫をします。穴に多めにエポキシ系接着剤を入れ、ブランクの挿入部分に糸を巻き付けます。爪楊枝をくさび替わりに、きつめに押し込み固定しました。
  7. 挿入部の整形
    乾燥後、爪楊枝を切り落とし、エポキシ系パテで挿入部分の整形をしました。パテはペーパーで削り取れるので、若干太めにしておきます。乾燥後、パテ部分の修正を行いました。パテ部分はリールシート取り付け時に隠れてしまうため、塗装はしていません(糸を巻くため)。
  8. リールシートの取り付け
    笑魚さんのレシピとは少し違いますが、リールシートを前後逆に取り付けています。長時間手持にしていると、シートのツメの部分で指先が痛くなるための対策です。痛みがかなり緩和しますのでお試しあれ!新しい竿にはしませんが、シートの交換・他修理の折りにやっています。
  9. トップ・ミニクロ・元ガイドの取り付け
    ●かなり気を付けて作業した積りですが、途中で少しゆがみが出てしまいました。
    ●ミニクロガイドの取り付けには、瞬間接着剤を ほんの少し使って固定した方が、糸の巻き付け作業が楽でした。
    ●ガイドの取り付け部分を接着剤とカラーの上塗りで補強しました。
    ●Fトップは差込ですが、接着してからガイドの後端3mm位から糸で補強。
  10. 糸巻き加工など
    ●地味なので手元部分に金糸で飾り巻を約6cm巻き付け演出。
    ●竿尻にヒートンを取り付けました。
    ●事務用クリップをペンチで加工して作った鈎掛けを取り付け。
  11. 最終フィニッシュ
    リールシート・ガイドの糸の通る部分を紙テープで保護してから、全体にアクリルスプレーをしました。乾燥したら完成!

注意点など

今回グリップからブランク・ガイドに至るまで「竿1本」作ったのは、はじめての経験で面白かったです。今回気が付いた点を下記に上げます。

  1. ブランクを削る時は削り過ぎに注意!
  2. グリップの挿入口の穴あけはゆっくり確実に!修正は割合簡単ですが…
  3. 塗装後の乾燥時間は余裕を見て!乾燥待ちが一番時間が掛かる!
  4. リールシート・ガイドの取り付け糸の切り取り処理は確実に!
    接着剤・塗料を塗ると糸の先が針の様になってしまいます
  5. ガイドの取り付けはくれぐれも注意〜1個ずつ確実に真直ぐ固定する!

今後の課題
ガイドを例えば「トップ・2・3・4・5・6・7・8・9・10・11・元」と取り付ける場合、順番に固定せず、トップ・元・6・9・4・10・ というように少しづつ間隔を狭めて取り付けていくような方法も良いのではないかと思いました その方が曲がり・歪みが少ないかと思いました。

リールシートのサイズ
リールシートはお好みのサイズで良いのですが、スピニングリール使用の場合、FS-6位の方が良いかも知れません。

試用記

寒風をついて釣行!取敢えずカサゴのリリースサイズが釣れました〜嬉!100%自作の竿で釣ったのは始めてです\(^o^)/

プラモデル用カラーは、少し塗膜が弱いかも知れません。飾り巻は塗装の保護にもなっていることに、始めて気づきました。木製グリップは塗装がしてあっても、カーボン製などに比べると冷たさが全然違います。暖かささえ感じ、忘れていた自然の材料の良さを思い出しました。

goofishさん、詳細なレポートありがとうございました。大いに皆さんの参考になると思います。笑魚からの感想として、φ6mmのブランクは少し細かったと思います。ワカサギ釣りの専用竿ならばちょうどいいのですが〜。文中胴調子とあるのは、調子というよりは、細さから来る腰のなさだと思います。店頭で曲げているときは固く感じるのですが、竿にすると案外弱いのですね。次回挑戦の折りはワンランクアップして下さい。