DIYホビー専科

釣りのDIY

熱帯魚と遊ぼ!

管理人の以前のプロフィールには水槽写真が載っていましたので、見てくれた人もいると思いますが、うちでは金魚や熱帯魚を飼っています。今回はその熱帯魚たちのお話。なんや釣りには関係ないやんか〜と言わずに読んでみてね(^^)

熱帯魚も、本来私たちが釣ってくる海や川の魚と同じです。棲んでいる場所が熱帯というだけで、それぞれ原産地の川や沼・湖に自然の状態で生息しています。ペットショップで売っているカラフルな海水魚も同じね。

今はもう引退していますが、笑魚の父は船の仕事をしていました。いつも世界各地での想い出話を面白可笑しく聞かせてくれます。遺跡や観光地の話題はもちろん、金魚や動物を運ぶ話、100円ライターとロブスター交換の話、船からの釣りの話…中でも一番印象的だったのはブラジル・サンパウロの町中を流れるドブ川に、ネオンテトラが群で泳いでいたという話でした〜でも当たり前か、人工の魚じゃないもんね…(^^ゞ

ネオンテトラは今でこそエンゼルフィッシュと並んで、最もポピュラーな熱帯魚の一種ですが、日本に入ってきた昭和20年代後半には1匹の値段が、当時まだ少なかった自家用車の値段と同じだったということです。子供の頃、家の下駄箱の上にあった水槽で優雅に泳いでいたヤツらは、1ヶ月のお小遣いより高かったんだろうなぁ〜(-_-;)

飼い始めたきっかけは、スイレン鉢のボウフラ駆除でした。凝り性の性格が災いして、1匹の金魚から今では大型水槽が4台に〜一時は60cm水槽が10台並んだこともありました。 水槽という特異な環境下におりますが、先にも書いたように元は自然界に生息する魚ですから、熱帯魚の水槽を眺めていると、海や川につながる興味深いことがいろいろと解ります。水温に変化があったときや水質が悪くなったときの様子、水流の強弱による泳ぎ方や泳ぐ場所の違い、エサの捕食の仕方や縄張り争い、行動範囲や遊泳層の違い、障害物を置くことによる流れの変化などなど、魚体の形状ひとつからもなるほどと思うことが多々あります。そしてすべてが普段の海を連想させるのです。

左写真の魚は「ブルーアイ・ラスボラ」全長3cmくらいで、マレーシアやインドネシア原産の魚です。この水槽には肉食魚は入れていないのですが、いつも群で中層を泳いでいます。ライトが消えて水槽内が暗くなると上層に移動します。海にもこんな行動をする魚はいっぱいいますね(^^)

右写真はカエルではなく、総称して「プレコ」と呼ばれる魚です。水槽内には数匹いますが、すべて異なる種類でもちろん個々に名称があり、南米が原産のナマズの仲間です。プレコはずっと同じ位置に居て、泳ぐどころか移動することすらほとんどありません。それぞれに暗黙の了解のように決まった定位置があり、流木の下や物陰になるところでじっとしています。ガシラなどの根魚もいつもこんな状態で居るのでしょうね(^_^;)

土管の中に居るプレコは、エサのキュウリを近くに置いてやると体を半分だけ出して食べます。ナマズの仲間ですが草食性なのよ。この土管から無理矢理追い出して、土管の位置を移動させても必ず戻ってきます。土管に違うプレコが入ろうとすればヒレを全部広げて威嚇し、入ってこれないようにします。ヒレを広げれば土管いっぱいになっちゃいます。根魚に潜られて出てこない時っていうのは、海底でこんな風にしてるんだろうなぁ〜。

プレコという魚は流木をかじるという習性がありますので、フンの量が他の魚に比べて桁違いに多いのが難点。水槽の中でうまく流れを作ってやると、フンが1ヶ所に集まって掃除しやすくなるのですが、それが結構難しいのです。小さな障害物がひとつあるだけで、あるいは流木などの位置を少し変えただけでも流れは変化し、フンの集まる場所が変わったり、場合によっては集まらなくなったりします。こういう状態をいつも見ていると、海の埋め立てや問題になっている諫早湾干拓事業の水門・長良川河口堰の問題など、影響がないわけがない!と考えてしまいます。昨年神戸港にタチウオがあまり入ってこなかったのは、始まった神戸空港の埋め立ての所為ではないかと密かに疑っているのですが…(-_-)

こちらの黄色い団体さんは「クラウンローチ」というドジョウの仲間。底棲性で物陰に隠れる性質が強く、団体行動をします。ベラの仲間と同じように、眠るときは横になる面白い魚です。何匹も同じ方向に横たわられると集団自殺みたいで、習性が解っていても毎回ドキッとさせられます。東南アジア諸国に分布し、魚体は釣魚でいうとオジサンなどのヒメジの仲間にそっくり〜。

この他にも、常に水面近くを回遊している魚もいれば、底近くを泳いでいる魚・水草の陰に身を潜めて泳いでいる魚もいます。いつもは底でじっとしているのに、上からエサが落ちてくると中層まで上がってくる魚もいますし…ふ〜ん撒き餌の効果も同じかな?中層を泳いでいても、夜には砂底にお腹をつけて寝る魚もいます。海面を飛び跳ねるボラさながらに、水槽でも飛び跳ねてライトやガラスにブチ当たって脳しんとうを起こす魚もいます。他魚に追いかけられている訳ではないのに、同じことを繰り返しているのでとても不思議です。

一時期繁殖に興味を持って、数種の熱帯魚でかなり増やしたことがあります。親魚の周りを泳ぐ小さなエンゼルフィッシュは、金平糖みたいですごく愛らしかった。卵をペアで守る魚・オス親だけが卵や稚魚の面倒をみる魚・自分の卵や稚魚を食べてしまう魚など、繁殖行動だけでも多種多様です。また、いつもは泳ぎまわっている魚も、水温が下がれば体力が消耗しないように底の方でじっとしていますし、水質が悪くなれば病気になります。水流の強いところを好む魚もいれば、できるだけ水が動かない場所をみつけて泳いでいる魚もいます。エサが流れてくる方向に向いて泳いでいるのを見ると、海の中でも同じなんだなと思います。

ご紹介した魚以外にもいろいろ居ますが、今の総数は100匹くらいでしょうか。買ってきてすぐに死なせたこともありましたが、今は寿命を全うしているようです。へぇ〜と思うこと結構あったでしょ?(^^)