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紀州釣りだよ全員集合-2

チヌよりダンゴ!ダンゴは紀州釣りの命だよ
紀州釣りは初めてやった人は、たいていあのダンゴにとまどうようです。扱い方が難しいですね。空中分解したり、いつまでもウキが上がってこなかったり…まとまり具合とバラケ具合の加減が本当に難しいのです。今夜はちょっとここら辺をチェックしてみましょう。

ダンゴの役割を知ろう

ダンゴには色々な役割があります。前章でも少し説明しましたが、もう一度まとめてみましょう。

役割その1-仕掛けを沖まで飛ばす
ダンゴには、まず仕掛けを沖まで飛ばすという役割があります。大体野球ボールより少し小さめに握って、投げ込みます。ですからある程度の重みと、海面に当ったときの衝撃に耐えられるだけの固さが必要です。空中分解するようでは話になりません。筏のダンゴよりは相当難しいですね。→まとまりのよさと固さ
役割その2-適当なタイミングでばらける
海底まで沈んだダンゴは徐々に溶け崩れていきます。やがてウキの浮力で、ポンとサシエが飛び出るような仕組みになっています。いつまでも溶けないと魚の口にサシエは届きません。目安として、投入後20秒以内にばらければよしとしましょう→バラケのよさ
役割その3-魚を集める
チヌは濁りや美味しそうな匂いが大好きです。ですからダンゴには濁りの出るヌカや、サナギ、アミエビ、ニンニクなどを入れます。エサ取りも引きつけますが本命を寄せるためには欠かせません。→集魚力

紀州ダンゴのレシピ

従来、釣り人自ら工夫して作っていたダンゴも、最近はお手軽な既製品が出回るようになってきました。確かに便利ですが、各商品にそれぞれ癖があり、その癖を掴み自分なりにうまくアレンジを加えないと、気に入ったダンゴにはなりません。筏ダンゴよりも相反する特性を満足させないとダメなので、メーカーも苦労しているようです。いずれにせよ紀州釣りを目指すなら、まず標準的なダンゴの作り方をマスターしましょう。かなりの量を一日で使いますので、自分で作ると経済的です。ダンゴには時期や作り手の考え方によって、色々なレシピがあります。ちょっと参考になるものを書いてみましょう。

4つの基本材
米ヌカ いわゆるヌカ団子のベースです。ねばりで団子をまとめ、さらにチヌを寄せるための煙幕効果(チヌは濁りを好む習性がある)を出します。
砂には役割が二つあります。比重が重いため、団子を素早く海底まで沈めます。またヌカだけでは団子が割れにくいのですが、それを適当にばらけさすバラケ性を与えます。
押し麦 押し麦はチヌの好物です。海中で白くキラキラと目立ち集魚効果を演出します。またバラケ性もあります。
粗挽き
サナギ
サナギも定番のチヌ用集魚材です。その匂いで遠方よりチヌを呼び寄せます。団子釣りには、まとまりのよい細挽きサナギ(パウダー状)より、バラケのよい粗挽きが用いられます。
オプション
アミエビ 粘りがあるため、団子をまとめるツナギの役目を果たします。抜群の集魚効果を持ちます。反面エサ取りを集めすぎるという欠点もありますので、冬場のオプションです。
市販品 各種の配合集魚材(オカラ団子、チヌパワーなど)。団子のツナギになるので初心者向きですが、やはりエサ取りを集めすぎるので、冬場のオプションです。
名人専用? 人によってはウィスキー・漢方薬・ニンニクエキスなど!釣りの道は試行錯誤♪お好きにどうぞ。

団子の配合方法

割合
ヌカ4、砂1程度が基本になります。この割合は、使うヌカや砂の状態でも変わりますので、あくまでも目安です。砂は粒のサイズによって、バラケ方が大きく異なりますので、注意が必要です。細かい粒ほど、まとまりがよく重くなります。ちょうどよいサイズは2,3度団子を作ると感覚的に判ってくるでしょうから、チャレンジして下さい。
添加物
押し麦・サナギは少々でいいでしょう。市販の小袋半分程度をとりあえず半日分と考えましょう。これも2,3回作れば、すぐに分量の目安が判るようになります。
総括
とりあえずベースはヌカ、バラケは砂・押し麦・サナギ、ツナギはアミエビ・集魚材と考えておいて下さい。初心者ならアミエビを入れて置いた方が、団子をまとめやすく、本命以外でもアタリが出やすいので退屈しないかも知れません。

団子の加減

サイズ
野球のボールより少し小さいぐらいが、大人の男性には握りやすいでしょう。難しく考えず、自分の手に合わせてください。
水加減
始めての時は少しずつ水を足しながら団子を混ぜて下さい。決して入れすぎてはいけません。不安ならば、団子を二つに分け、水を入れない方を予備においておきましょう。水は少ないかな?と思うより少なめにして下さい。思ったよりサラサラにしておくのがコツです。
握り加減
サラサラだと、かなり強く握らないと団子ができないはずです。さらさらで固く、しかも30cm以上より上から地面に落としてもびくともしないのが、紀州団子です。これなら空中分解もせず、しかも海底につくと自然にばらけていくはずです。
練習
始めて釣り場で紀州釣りをするときは、いい固さ加減、握り加減になるまで団子を10個程度作り、作るたびにポイント周辺に投げ込んでみて下さい。ポイント作りと握りの練習を兼ねられますからね。

ワンポイントアドバイス

夏場と冬場の違い
夏場は魚の活性が高いため、あまり集魚力の高いものを入れすぎると、エサ取りを集めすぎます。アミエビはアジ・サバの大好物ですので、居着いてしまってお手上げになる時もあります。こういうときはアミエビは入れない方が無難です。逆に冬場は魚の活性を上げるために、積極的に集魚力を高める工夫が必要です。オキアミを刻んだものを入れたり、ニンニクスパイス、チヌパワー系の集魚材など、色々試してね。中にはウィスキーや漢方薬を入れる人もいます。びっくり!

サシエとダンゴの関係
サシエに使うものをダンゴにも添加すると効果があります。オキアミならダンゴに混ぜて入れるか、シラサエビならサシエと一緒に数匹入れてやってもいいでしょう。アケミ貝ならアケミ貝つぶしでダンゴにも入れてやります(水気と貝殻に気をつけて!)。サナギならサナギミンチを追加するとか、考えてやりましょう。

アタリエサ
夏場はエサ持ちのいいサナギやコーン、丸貝、冬場は食い込みのいいオキアミやボケというのは定番ですが、釣り場や時期でそれぞれ癖があるでしょう。通う釣り場のベテランや餌屋さんから情報を仕入れて下さい。ダンゴ釣り専用のサシエというのは特にありませんから、他の釣りの情報でも参考になるはずです。また喰わせダンゴといって、オキアミなどを多く添加し、チヌにダンゴごと食べさせるというテクニックもあります。自分なりのエサ使いができるまで、研究してみて下さい。

ダンゴの固さ 
一般的に、ベテランの作る紀州釣りのダンゴはサラサラに近く、握ればかなり固いものです。しかしちゃりこの作るダンゴはしっとりしています。しっとりしているので握るのが楽ちん。いわゆる柔らかダンゴです。私がレシピを教えたので、水の分量もほぼ同じはずです。どこに違いがあるのでしょう〜丁寧に混ぜ合わせているのと、チヌ系の集魚材(オカラダンゴ・アケミパワー・チヌスパイスなど)を少し入れていたせいかもしれません。大体ダンゴは練り込んではいけないとされているのですが、残念ながら私が作るよりも、まとまりバラケともよいので、いつしかダンゴ作りはちゃりこの仕事〜私はしがない仕掛け作り、ハハハ(笑)

―チヌの顔を見られるか!実釣編は次章にて―