ビギナー入門講座

ビギナー講座

釣りを始める前に

海で遊ぼ!家族で想い出作り

都会に棲んでいると、子供の頃毎日見ていた蒼い空の広さを忘れてしまいますね。もちろん、このサイトを見ておられる方はガンガンの釣りキチか、ないしその予備軍の人たちばかりでしょうから、海は飽きるほど見ていられるでしょう。おそらく釣り場に着いても、風景を楽しむどころか、いそいそと釣りの準備に気を取られてしまっているはずです(もちろん私もハハハ)。しかし釣りをしばし忘れて、通い慣れた磯や波止、たまには竿を出さずに過ごしてみませんか。きっと新しい発見があるはず…

磯・で・遊・ぼ!

7〜8月釣りのオフシーズンになると、若狭や瀬戸内などの渡船屋さんでは、磯遊びのファミリーやグループ相手のレジャーサービスを始めます。釣り人の半額ちょっとくらいの料金で、子供でも安全な足場のよい広い磯に渡してくれるのです。パラソルやお弁当・遊具を持参して、海水浴やバーベキュー・素潜りでサザエなどの貝採りをして1日を楽しみます。女性や子供には、更に料金を割引している渡船屋もあるようです。人で混んだ海水浴場では味わえない夏の想い出を残せるのではないでしょうか。海辺の旅館や渡船屋さんに連絡を取れば、料金や手はずを教えてくれますよ。

磯は小さな水族館
磯場にはいろんな生き物が生息していて、観察したり遊んだりするには事欠きません。小魚やカニや貝類、ウニに様々な海草、フナムシやカメノテなど。タイドプール(潮だまり)という海水の溜まった岩の窪みなどには、ウミウシやアメフラシの仲間・ハゼ類・サンゴ・ヒトデやイソギンチャクなどもいるので、間近で観察することができます。 またカワハギなどの稚魚も磯際を泳いでいて、飽きることがありません。夏は私にとって『海水魚を飼いたい』という誘惑と戦うシーズンでもあるのです〜(^^ゞ
タイドプールは面白い
黒潮が流れ込む海(房総以南の太平洋側)では、チョウチョウウオやスズメダイなどが黒潮の流れに乗ってやってくるので、運が良ければタイドプールで採取することができます。採取用の網やクーラー、エアポンプなどを用意して行けばOK。ケヤリなどもいますし、天然のライブロックもぜひ持って帰りたいですね(^^) 採取が目的でなくても「酸素のでる石」という便利な物が、ホームセンターの熱帯魚売り場などで売っていますので持って行くと便利。小さな生き物ならビニール袋などに入れて生かしたまま家に持って帰れます。
潮の味を楽しもう
子供の頃、混雑する海水浴場を避けてよく磯場に連れて行ってもらいました。磯ではツブ(方言かな?)と総称して呼んでいた小さな貝類を採集し、家に帰ってから軽く洗って茹でます。潮の香りがする茹でたてを楊枝などで取り出して食べるのですが、ほんのり海の味がして素朴だけど結構美味。私は今でも釣りに行ってエサ取りの猛攻に遭い、ダルマさん(手も足も出ない)状態になったときは、ひとりで貝採りしています(^^ゞ
海で採取する場合の注意点
漁業法で、ウニやアワビなどは採取が禁止されています。また酸素ボンベなどで潜って、大量にサザエなどを採ると密漁になり罰せられます。他にもそれぞれの地域によって保護されている種類もありますから、事前に確認することが必要です。船頭さんに尋ねても教えてくれます。また磯場では貝殻などで足を切ってしまうことが多々ありますので、泳ぐときでもサンダルなどを履いておくことをお薦めします。安全で楽しい1日を…

波・止・で・遊・ぼ!

楽しいのは磯や浜だけではありませんゾ(^^) 4〜5月頃の波止の街灯付近には、いろんな生き物が集まってきます。常夜灯でほんわり照らされた海面には、小魚に混じってイカやカニ・シャコなどが泳いでいるのが確認できます。夜釣りに行った笑魚が、甲羅の大きさが20cm以上ある大きなワタリガニを持って帰ってからは、私も毎日のように波止に通いました。陽が落ちた頃になると玉網(ヒイカなどは網目が細かくないとすくえませんが、虫網では届かないかも…)とバケツを持ったファミリーが、ワイワイと出没するのもこの時期ならでは。大人も子供もイカやカニをすくって大はしゃぎです。たまには『捕る』のもいいのでは…?純粋に釣りに来ている人もたくさんいますので、その付近では網を入れたり騒がしくするのは慎みましょうね。さぁ情報を仕入れてチャレンジ!

ここまでの記事/ちゃりこ

家・族・で・遊・ぼ・!

大都市や都市近郊の波止では釣りはともかく、もう海の香りいわゆる磯の香りは感じ取れなくなっています。海岸線が埋め立てられ藻類が育たなくなったためです。自然保護や景観保護が声高に叫ばれてはいますが、現状はこんなものです。そこで波止師に提案です。波止一本で釣りをするのも、それはそれで奥が深く面白いものですが、一度自然が残る海岸線や磯に出かけられたらいかがでしょうか。そこにはまだ自然が色濃く残っていますし、大体が開発から取り残された所で、水平線にはのんびりカモメの群が飛んでいます。家族と是非出かけて欲しいものです。釣りと云うよりはレジャーで行くと1日楽しめるはずです。釣りは家族サービスの合間にやりましょう。

奥さんの手作り弁当も美味しいですし、みんなでわいわいバーベキューもいいものです。釣った魚を料理してあげればさすがパパと株が上がるはず。たまには白い目を見返すサービスも必要です。小さい子供は大変いらち(関西弁=気が短いこと)ですから釣りは苦手です。磯場でしたらタイドプール(水たまり)にイソギンチャクや小魚、エビがいるはずですから、釣れていって遊ばせてあげましょう。食べられる貝やワカメ類を教えて、採集させるのも楽しい時間です。アウトドアを楽しめるような釣りに家族を連れて行くと、とてもいい思い出が作れます。海水浴もいいですが、人混みでくたびれるより釣りを兼ねた海遊びの方がのんびりできますよ。

以前、家内の母親を釣りに連れていったことがあります。フグをさんざん釣って「きゃっきゃっ」と喜んでいました。よほど楽しかったのか、何年も経ったいまでもその話をすることがあります。いい親孝行ができたのかもしれません。そのとき話を聞いた家内の父親が「ワシもなぁ…」と内心行きたいような素振りでしたので、今度は…と思っていましたが、遠方でなかなか都合がつかないうちに高齢と病気が重なり他界してしまいました。いまでもそのことを思い出すと胸が痛みます。子供達を連れて行くのはもちろんのことですが、釣りを知らない大人達を海辺に誘ってあげるのもいいコミュニケーションになります。釣れなくてもいいのです。お弁当を食べたり騒いだりするだけで十分幸せです。